【土曜雑感】女性のデジタル人材育成は、長い間温めていた想いであり、国が国民総デジタル化を掲げる今こそが想いを実現するチャンスと考え、1年前より女性のデジタル人材育成拠点「おしごとハブ」をスタートしました。
まず自社財源で出来ることから始めたのですが、反響も大きく、1年経過した今、自立率も上がってきています。今年からはハブ生が企画したデジタル講座もスタート。より多くの人材育成へ広げていく取り組みへと進化しています。
いま以上に事業拡大するには事業費も必要となるため、去年からずっとデジタル交付金や内閣府の地域女性活躍推進交付金などをチェックしていました。
そんな中、内閣府の地域女性活躍推進交付金「デジタル人材・起業家育成支援型」補助率4分の3という枠が拡充されたのです。
おしごとハブでやってきた取り組みが全国でどんどん増えるでしょう。
ただ、国の交付金は私達一般市民が直接手を挙げれるものではなく、県や市町村の申請となります。そのためには【担当課】の方々の賛同、協力が不可欠であり、そこが1番ハードルが高い壁だと実感しています。
国の情報開示から公募締切までとてもタイトなのも問題なのですが、情報を得て申請を懇願しても、市の担当者から「準備が間に合わない」と却下されてしまいます。
1年間ずっと情報を追って来てようやく申請時期がきても「締切まで時間が足りない」の一言で終わってしまうのです。でも、それって、毎回タイトなので永遠に時間が足りないと言われるのでは?
担当者さんも大変忙しいだろうし、必要と感じていない施策に時間を割くことも出来ないのもわかります。
でも、国が手を差し伸べてくれているのに、手を出すこともできない、申請書を準備することさえできない。
市の予算を使うわけでなく、申請以外に迷惑かけることは何もないと思うのですが(泣)
(交付額も何千万ではなく、数百万。負担分は自社で出す予定。市の財源は何も使いません。)
間に合わないのであれば、では、いつどのようにすれば手を挙げさせてもらえるのでしょうか。来年まで待て、なのでしょうか。
全国でデジタル人材育成は始まっています。
1月に市役所訪問した際は、「今は就職難では無いのでスキルアップは急務ではない。」と言われました。いや、就職対策ではないのです。人手不足の企業対策は喫緊の課題ですが、これは別枠です。女性がデジタルスキルを身につける理由は、【就職】だけではありません。働き方の多様性はどんどん進んでいます。国の方向性と現場が大きくズレていると感じました。
「宮崎には必要ない」「デジタルを身につけたい女性は少ない」なんて見解で終わらしていいのでしょうか。
下記の画像は、昨年の宮崎市議会が「女性デジタル人材育成プラン」を強力に推進するための支援を求める意見書を国に提出したものです。
【育児や介護など時間的な制約があってもデジタルスキルを習得してテレワークを活用しながら就労ができ、実践的な経験を積むことが出来る機会を提供すること、等】
同じものを全国の自治体が提出し、それを受けて今回の「地域女性活躍交付金のデジタル人材育成、起業家育成プラン(4/3補助)」の拡充となっています。
(下記画像)
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こんなチャンスに、「時間が足りない」では終わらせたくない。私が徹夜してでも申請書書きますから・・
モヤモヤは続きます。
でも、壁は打ち続けないと乗り越えることもできませんから。打ち続けますよ(*^^*)